会社概要

会社概要

代表略歴

外資系証券会社で日本株トレーディング業務、日系証券会社で海外機関投資家向けの日本株アナリスト業務に携わった後、1997年よりムーディーズ・ジャパン株式会社コーポレート・ファイナンス・グループにて、石油、化学、製薬、化粧品業界など素材業界を担当する格付責任者として、グローバルな視点から発行体の信用力を分析・評価する業務に、17年間従事する。この間、投資家向けセミナーの講師、レポート執筆も多数手がける。
2015年より、みずほ証券戦略調査部の設立メンバーとして、素材・化学領域での有望なベンチャー企業の発掘と事業化支援、およびIPO業務支援に従事するとともに、レポート執筆や講演を通じ、大手企業を巻き込んだ日本の素材・化学系ベンチャー企業を育むイノベーション・エコシステムの構築に奔走してきた。

慶應義塾大学大学院経営管理研究課　修了（MBA）
CFE（公認不正検査士）

代表者メッセージ

Anchor Dreamには、二つの思いが込められています。社会課題の解決に取り組む人たちが夢に錨をおろすお手伝いをすること、そして、夢の達成に向けてのアンカーとなる人々の伴走者になることです。

世界では資源争奪戦から、自国の利益保護を前面に出す貿易戦争に発展しつつあります。天然資源に乏しい日本にとって、揺るぎない産業基盤を構築し、主導権を持ちグローバル社会で勝ち抜くために、素材・化学の技術力が不可欠です。そして日本の素材・化学業界はその技術力を有しています。

日本の素材・化学業界は長い歴史を持ちます。各社は創業の基礎となる技術から事業を派生させ、時代の変化とともに拡大・成長してきました。1社として同じ顔を持つ企業はなく、独自の戦略を貫いてきた結果、今や日本の素材・化学業界の上場企業数は世界に例を見ない多さになっています。一方で、ベンチャー企業としてExit成功事例が最も少ない業界であり、VCなどの投資家から、投資対象の主流にならないのが現実です。業界特有の事業化までのプロセスの長さが一因でもあります。加えて、社会課題の解決に取り組むベンチャー企業と、保有する技術やリソースを新規事業創造および新製品開発に繋げることに苦慮する大手企業との融合が進まず、時間だけが無駄に過ぎているケースも多く見受けられます。

素材単体で社会や生活を変えることは難しいですが、他との組み合わせにより、イノベーションを起こすことは可能です。しかし、そこには既成概念に囚われないアイディア、異業種・異分野へのアプローチや出会いが必要となります。現状では、大手企業はいい出会いがあっても、組織の中でどう進めたらいいのか、ベンチャー企業はどの大手企業にどうアプローチするのがいいのか、という壁にぶつかることも多いと思います。

当社は、両者がぶつかる壁を取り除き、ベンチャー企業と大手企業のリソースが融合することでイノベーションが起こり、素材・化学業界の底上げに繋がるエコシステム構築の一端を担いたいと考えております。

どうぞ皆さまのご指導、ご支援を宜しくお願い致します。

2018年12月